中古住宅購入×リノベーション

No.1139 アイデア次第で暮らしやすい家に 万全な断熱対策で快適性も向上

2022.11.01
広島市安佐北区 K様

帰宅した子どもたちの顔が常に見られるよう、既存の階段をリビング空間に取り込んだLDK。天井のクロスやフローリングを木目調にし、ナチュラルな雰囲気でコーディネート。玄関との間仕切り壁である階段横の壁を境界として、LDKの快適性を集中的に高めるゾーン断熱を行った


リビングの窓側にはご主人の希望で畳を敷き、造作カウンターを設置。和室がほしかったが、空間を広く使えるようあえて個室にしなかった


システムキッチンは傷が付きにくい人造大理石を表面に採用したパナソニック製を選択。IHは3口が横に並ぶ形のトリプルワイドで「お手入れもラクです」と奥様


もともと独立していた階段をリビングに取り込み、壁に開口部を設けることで圧迫感をなくした。階段を上がりきった位置には引き戸を設け、1階のエアコン効率を高める工夫を凝らしている


キッチン奥はもともと和室だったが広いファミリークロゼットに変更し、必要な時だけ竿を降ろして使える室内物干しユニット「ホシ姫サマ」を設置。乾いたらその場ですぐに収納でき、ハンガー干しの衣類なら干しっ放しにしておくことも可能。黄色のアクセントクロスはゾウがモチーフの柄で、他の場所にも動物柄のクロスを採用している


収納をできるだけ多く確保するため、玄関ホールの一部も収納スペースとして有効活用。カバン類やコートなど、出掛ける際に必要な物を中心に収納し、玄関クロゼットの役割を果たしている


吹き抜けの玄関。壁のクロスを張り替え、靴箱を新設した以外はほぼ既存のまま


LIXIL製の玄関ドアは閉めたままでも風を通せるよう中央部分に隙間があり、通風に優れた構造となっている


浴室と位置を入れ替えた脱衣室。床は涼やかな籐の素材。ここでも室内干しができ、洗濯機から取り出してすぐに干せるのが便利


ヘリンボーン張りのようなクッションフロアとフクロウ柄のアクセントクロス、トリコロールカラーに配色したガラスブロックなど遊び心満載のトイレ


洗面台は誰かが入浴中でも使えるように脱衣室から独立させた。帰宅直後に手洗いしやすいよう、玄関から収納スペースを通り抜けた先に設置

 


 


 

リフォームのポイント

 ご主人は県内での転勤が多く、子どもの就学前にマイホームを持ちたいと考えていた。中古リノベがしたいという思いもあって、現在の勤務地への通勤がしやすい場所で戸建て物件を探していたという。ネットで見つけたマエダハウジングのホームページをきっかけに相談し、本格的に物件探しを始めたのは2人目のお子さんの誕生後。施工事例に好印象を抱き、物件購入から施工まで一貫して依頼できる同社で中古リノベを行うことに。6〜7件の物件を見学した末、高速道路の出入り口とJRの駅に近い利便性、駐車スペースが2台確保できること、駆体がしっかりしていて基礎の補修工事も不要であることが決め手となって築19年の戸建てを購入した。
 大きな間取り変更が難しいとされる2×4(ツーバイフォー)工法の家だが、洗面室と浴室の位置を入れ替え、押し入れだった場所にトイレを移動、和室をファミリークロゼットに変えるなどして、構造に影響しない範囲で暮らしやすい間取りを実現。キッチンから浴室などの水回りに直接つながる動線を新しく描き、1階に回遊性を持たせた。また、かつて住んでいた家で結露に悩まされたため、断熱対策として寝室扱いにする2階の洋室と1階全ての窓に内窓を新設。家族が主に過ごすLDKをゾーン断熱エリアとし、外気が室内に流れてこないよう床に断熱材であるアクアフォームを吹き付け、壁と天井にも新しく断熱材を施工した。夏に入居したK様一家は、エアコン効率の良さや家事動線のスムーズさなどを実感しながら快適に暮らしている。

間取り

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リフォーム概要

種類 戸建て
築年数 約19年
延床面積 106㎡(32.1坪)
施工面積 80㎡(24.2坪)
施工箇所 1階全面、2階洋室2室を除く全面
工事期間 2.5カ月
家族構成 夫婦+子ども2人
施工 マエダハウジング五日市店
リノベーション費用 約1,350万円

リフォーム前

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リフォームを終えて

私たちの要望に+αの提案をしてもらえ、プランがイメージ以上に良くなっていきました。エアコンの効きがとても良く、家事もしやすいです。今後もウッドデッキを広くしたりカーポートを付けたりするなど、少しずつアップデートしていきたいですね。