中古住宅購入×リノベーション

No.1097 細部まで好きなものを集めた こだわりが詰まった家

2022.07.20
広島市安佐南区 O様

夫婦で深夜まで図面を作り 細部まで好きなものを集めた こだわりが詰まった家


子ども室は長男と次男の部屋をゆったりとしたウォークインクロゼットで仕切っている。2人分のおもちゃや衣類をたっぷり収納できるのが魅力


リビングのじゅうたんは海外のサイトで見つけた中東のマムルークじゅうたんを輸入したもの。ノット数までリサーチしデザインだけでなく本物を選んだ奥様のお気に入り


長男の子ども室。塗り壁なのでどれだけ汚れても塗り直せば問題なし。結露対策として二重窓を市販のキットを用いてDIYで取り付けている


「キッチンが中心の家」をテーマに、ウッドワンの無垢の木のキッチン「su:iji(スイージー)」にデザイン性の高いARIAFINA社製のレンジフードを組み合わせた


足場材を用いた風合いのあるダイニングテーブルは家族のくつろぎの場。


照明はインテリアショップで見つけた味わいのある集魚灯を選んだ


寝室の障子は既存の枠を残しながら、小さな子どもがいても安心のプラスチック障子に張り替え。モダンで落ち着ける和の空間に


足場板風の洗面台に、機能性とデザイン性からTOTOの医療用の洗面ボウルを選択。水栓も医療用のものを汚れにくさの観点から壁付けしている。タイルは名古屋モザイク工業社製のものを目地の色まで選んでコーディネート。タオルかけなどの小物はリノベーションやDIYをする人に人気のショップ「toolbox」で調達


トイレは玄関土間側から入り、玄関の洗面で手洗い。トイレのドアノブはコロナ禍で人気が高まった、腕を使って簡単に開けられるタイプ


外国の納屋などで使われる吊り下げ式のバーンドアを寝室や洗面室の扉に採用。ヴィンテージ風のデザインが楽しめるだけでなく、床面がフラットになるのでバリアフリーに


家具やカーテンレール、ドアノブ、照明、タイルまで、アパレル出身の奥様がコーディネートを担当した。


広々とした玄関土間。窓の前に足場材を使ったシューズクロゼットを造作し、その下は自転車を置くスペースとした。傘立ても造作することで統一感のある空間に。玄関土間の洗面は最後に取り付けたものだが、「一番良かったと思うのがこれ。子どもたちも帰宅してすぐ手を洗う習慣がつきました」と奥様


手前からパントリー、トイレ、キッチン、リビング扉が並ぶ。リビング扉は木の格子扉をオーダー


 


 

リフォームのポイント

 リノベーションのポイントを聞くと、「こだわったことを全部話したら、何時間もかかってしまいます。そのくらい、全て思い入れがあるものばかりです」とご主人。最初は平屋の一戸建てが第一希望だったが、立地条件と予算が合わず、中古マンションのリノベーションを選択した。「せっかくマエダハウジングにお願いするなら、購入からリノベーションまで一貫してお任せしたいと思いました。購入後は、賃貸の家賃とローンが重複する期間をできるだけ減らしたかったので、翌日に仕事があるのに夫婦で夜中までパソコンに向かっていましたね」。建築の知識があったわけではないが、メジャーで家中を測り、図面作成ソフトを使って図面を作成。比較的梁が少ない構造であったため、トイレなど水回りの位置まで全て希望通りに一新することができた。
 玄関は広い土間空間に。リビングなどの居室は茶鼠色の塗り壁で統一し、寝室と子ども室は夫婦で塗装まで手がけた。廊下はなくし、天井高を上げてリビングダイニング空間を拡張。節のある床材、シャープなアルミ調の巾木、外国の納屋などで使われる吊り下げ式のバーンドアなど、建具の多くもご夫婦が見つけてきたものだ。その他、家具やカーテンレール、ドアノブ、照明、タイルまで、アパレル出身の奥様がコーディネートを担当した。「好きなものを集めることができて、すごく楽しかったですね」と笑顔で話してくれた奥様。他のどこにもないこだわりの空間が、家族にとって最高の居心地を生んでいる。

間取り

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リフォーム概要

種類 マンション
築年数 24年
施工面積 78㎡(23.6坪)
施工箇所 全面
工事期間 3カ月
家族構成 夫婦+子ども2人
施工 マエダハウジング安佐南店

リフォーム前

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リフォームを終えて

急に要望を変えても根気強く対応してくださったのでありがたかったです。造作の有孔ボードが厚すぎて市販のフックが使えないと分かったときも、『職人に作らせます』とS字フックからタオルかけまでたくさん造ってくださり、感動しました!