Iさんが31年間住み続けてきた自宅マンションのリフォームを行ったのは約4年前。定年退職を機に、今まで気になっていた風通しの悪さと経年劣化を解消し、「これからの歳月を快適に暮らせる住まいにしたい」とリフォームを決意した。 室内の風通しを良くするために、元のLDKと2つの和室を仕切る壁を取り払って一体化。さらに畳スペースとウォークインクロゼットとの間にも出入り口を設け、室内全ての引き戸を開くと、住まい全体がフルフラットで繋がるようにして風の通り道を確保した。 また、造り付けの収納を充実させ、室内にある家具をできるだけ少なくすることですっきりとした空間を実現し、間取りの工夫とあわせて室内の快適性を向上させた。 収納を充実させることは、もともとIさんの希望でもあった。打ち合わせ段階で、家具や食器類、インテリアに至るまで、どの場所に何を収めるかをマエダハウジングの担当者と徹底的に話し合い、収納スペースを増設。「リフォーム後はなるべく物を増やさないようにして、使ったものは収めて空間に物があまりないシンプルな暮らしが理想だったんです」。とIさんが願った通り、すっきりとした空間に仕上がった。 そして、その空間は4年経った今でも変わることなく保たれている。その秘訣は、新しい物を買ったら古いものは捨てて、とにかく物を増やさないこと。そして、自分の持ち物と生活スタイルをきちんと考慮した収納が確保されていることだと言う。 また、風の通り道と収納力をポイントに進めたリフォームだが、住み始めて新たに感じた良さもあったとか。「とにかく掃除が楽になりました。室内全体がフラットになったのと物がないのとで掃除機もかけやすいです。以前はタイル貼りだったお風呂場とキッチンも、最新のシステムバス・システムキッチンに変えたことで掃除時間が短縮されました」と笑顔のIさん。 仕事を引退してからは家にいる時間が増えるかと思いきや、趣味のスポーツジム通いなどで外にいることが多いとか。Iさんのアクティブな生活を支えているのは、きっと、理想を現実にできた素敵なご自宅でのくつろぎの時間があるからだろう。
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