4年前に中古マンションを購入してリノベーションを行ったY様。以前は郊外の戸建てに暮らしていたが、冬が寒いことや部屋数が多いこと、外からの視線が気になることなどからマンションリノベーションを選択。 「マンションは温かいです。あと、オートロックで基本的にはマンションの住民の方以外、共有部分の廊下を通らないのでプライバシーも以前より守られている気がして安心です」と奥様。また、以前の住まいはキッチンが壁に向かって備え付けてあり、料理中に孤立感があったという。リノベーションでLDK一体の間取りとし、対面式キッチンを採用したことで、料理中もダイニングやリビングにいる家族の様子がうかがえるようになったと言う。 そのほかにも、収納スペースの確保にこだわりウォークインクロゼットを新設。「ものがリビングなどにあふれて生活感を出したくなかったので、収納を増やして正解でした」とご主人。 Y様邸は、さまざまなタイプのクロスやフロアタイル、家具やインテリアなどがうまくコーディネートされ、LDKの天井は既存のコンクリートや梁をそのまま見せたりと、ご夫婦のセンスを感じさせる空間が広がっている。だが、意外にも"おしゃれ"に見せるよりも"効率"を重視する方だという奥様。「模様替えが好きで、それも常により良い環境をどうつくるかと言うことを考えてやっています」。その奥様のアイデアをカタチにするのはもっぱらご主人の担当。ウォークインクロゼットのポールの位置を変えたりと、拝見させてもらうとプロ並みの仕事ぶりだが「やってと言われたときには正直、めんどくさいと思いますが(笑)、やるのならちゃんとやりたいんです」とご主人。 さすが、ご夫婦ならではのコンビネーションでY様邸はこれからもますます、家族に合った空間へと進化していくだろう。
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