代表メッセージ
マエダハウジングの経営理念は「住宅事業を通しお客様の満足、社員の幸福、地域への貢献を同時に実現する」です。お客様の満足、従業員とその家族の幸せ、取引先の繁栄、地域の貢献を考えたときにもはやDXは不可欠です。この度デジタルによって人々の生活をより良くするためのDX戦略を策定しました。
ビジョンである「しあわせな暮らしと笑顔あふれる広島をつくる」の実現のためにも現場DX・営業DX・マネジメントDXなど実現し、生産性を向上し働きやすくて働きがいのある企業を目指します。
DX戦略策定の目的
■現状認識
働き方の改革が求められ、デジタル化を加速しているこの時代。顧客や市場に関する膨大なデータを持つ企業がそのデータを活用し既存産業に新たな付加価値をもたらし、市場全体を席巻している。今後、業界ごとのデジタル化ニーズを理解することが不可欠となることが想定される
■DX戦略の目的
本戦略はこのような「変化」に対応すべく、わが社がデジタルツールをどのような位置づけで、どのように活用していくか。また、既存の仕事のやり方・働き方・組織体制をどのように変革させていくか。さらに、既存の仕事のやり方・働き方・組織体制を改善することでいかに業務効率化できるかを長期的な点で定め、変化の時代において我社がどう生き残っていくかを「DX戦略」として示すものである。
DXにおける基本的な方針
■業務システムの全体最適化
業務システムの全体最適化を行うことで、従業員の役割を明確化、業務の「無駄」をなくす。また、組織間の連携を強めることで、ミスの減少+情報を有効活用させる。最終的に、各組織でパフォーマンスを高め、生産性の向上に繋げることを目的とする。資料・データ化クラウド化し、検索を簡略化する。
現在の弊社におけるシステム体系図


■データドリブン活用によるリアルタイム経営
・各案件にKPIを設定し、リアルタイムに必要な情報が必要な人に共有化・見える化を図る。
・kintoneよるデータウェアハウスを構築し、活用可能なデータを自動連携・反復同期させる。
・kintoneとGoogleスプレッドシートを連携し、情報を統一して管理する。
・蓄積したデータを利用し傾向の把握・RPAにする自動化より、チェック作業の簡略化を図る。
・各部門にkintoneリーダーを配置し、部門ごとに指標の策定、データの構築を行う。
■DX担当の人材育成
デジタル技術を有し自ら業務改善を行うことができる人材を社内で創出するため、反復的な社内教育を実施する。
■組織体制の変革
DXプロジェクトを進めるにあたり、社長直轄のDX推進チームを設置。事業部門間のデジタル環境のデジタルボックス化を防ぐとともに、本プロジェクトの迅速な進捗をはかる。
下記がDX業務に対する体制図である。
セキュリティー対応
情報セキュリティールールの策定と、内外環境に応じたルールの見直しを実施。グループ全体で情報セキュリティの対策状況を定期的にチェックし、随時状況に応じた対策を行う。
プロセス1~プロセス3に分類し、段階的に実現を目指す。
・オンプレミス環境とクラウド環境のシステムが半分程度存在している。
・部署や拠点によって、バラバラにITスキルを習得している。
・DX推進チームを発足したが、既存の価値観が打破できていない。
・ペーパーレスに対応できておらず、紙ベースの保管が軸となっている。
・kintoneを中心に業務システムを構築、業務工程をマニュアル化し、クラウド化への移行を全社的に取り組む。
・社内認定資格制度を整備しスキル状況の可視化を図る。
・DX推進チームを中心に、ビジョンと戦略を会社に根付かせる。
・情報セキュリティ基本方針に関する社内セミナーを定期開催。
・kintone上にデータを集約し、情報の停滞を防ぐ。
・アジリティを確保したシステムを構築し、柔軟に対応できる仕組みを確立。
・プロジェクト管理能力、IT問題解決能力を持つ人材が他者への知識提供という形で新たな市場価値を見出す。
・部署を超えた人事異動も視野に、各現場のDXの経験や知見を広め、事前にリスクヘッジできる体制を整える。
・エンドポイントの可視化、制御、防御機能をセキュリティシステムと統合する。
以下の指標によりDX推進プロジェクトの達成度を管理する。
・kintone等、現在利用しているサービスまたは資産を有効活用し、経費削減を目指すと同時に、ペーパーレス等の観点から環境負荷を軽減する。
・業務の自動化により、社員の残業時間+休日出勤数を法定の範囲内に収める。時間外勤務を全社平均で今後3年間目標で現状より20%の削減をする。
・IT人材を確保する。DX推進チームを3年で5名以上の体制とする。研修体制も整備し、全社的に質の向上も行う。