No.1067 東広島市 O様邸 戸建全面リフォーム事例

ご夫婦がお互いの好みを尊重したメリハリのある心地良い住まい

リフォーム前

キッチン 和室
外観

倉庫として使っていた築35年の実家の離れをリフォームするに当たり、親戚から紹介されたマエダハウジングに依頼。奥様の希望は「植物のグリーンが映える、ナチュラルで暮らしやすい家」。最初に屋根をネイビーに決め、同じ色のリビング扉を選び、キッチンには真ちゅうのペンダントライトにマッチするライトグレーのアクセントクロスを用いるなど、クロスの白と木部のライトブラウンを基調にしつつ、好きなものに合わせて全体のデザインを決めていった。
「ダイニングテーブルなどの家具はインスタグラムや雑誌の切り抜きでイメージを伝えて、マエダハウジングのプランナーさんに選んでもらいました。私の好みをよく理解してくれて助かりました」と奥様。家事効率にもこだわり、リビングの横に家族それぞれが個人ロッカーのように仕切って使える、ゆったりとしたウォークインクロゼットを設け、主な衣類はそこに収納。ウォークインクロゼット内に洗面台と物干しを設け、隣の洗濯室やキッチンへと回遊できるようにした。リビングには娘さんのスタディースペースとして造作カウンターを設置し、家族と会話しながらスムーズに家事ができる間取りになった。
ナチュラル系でまとまった内装の中で、ダーク系のクロスやアイアンのタオル掛け、シャープな照明がついた空間がアクセントになっているトイレ。ここは全面的にご主人の好みでつくられたもの。「妻が選んだ雰囲気も好きですが、自分で考えたトイレは、ずっとこもっていたいくらい気に入っています(笑)」とご主人。2階寝室の奥にあるホビールームにも、ご主人のこだわりが反映されている。奥様も「主人の好みでつくった部分が、良いメリハリになっているような気がします。自分1人ではこうはならなかったでしょうね」とほほ笑む。お互いを尊重し合う関係が、家づくりに表れている。
家型のニッチはご夫婦ともお気に入りで、O様邸のテーマとして玄関や子ども室のクロゼットに採用。子ども室は部屋を広く使えるよう、収納入り口を家型にし、扉を付けずオープンに。柄入りの壁紙を組み合わせてオリジナリティー豊かに仕上げた。
「家のどこから眺める景色も好き。好きなものに囲まれて、広くはないけれど私たちにちょうど良い、暮らしやすい家になりました」。出産を控えたお腹に手を添えながら、奥様が幸せそうに話してくれた。



REFORM PLAN

1階はキッチンを壁付けから対面式に変更し、生活動線をスムーズにするために、フロア全体を回遊できるようにした。階段下の勾配を生かしてソファを配置したリビングをつくり、LDKに造作カウンターを設けた。2階は広い洋間を分割して子ども室を2室つくり、和室を寝室に変更。寝室には段差とクロゼットで区切ったご主人のホビールームも設置した。1、2階にあった大きな引き違い窓は用途に合わせて小さく変えている。



リフォーム後


明るくナチュラルなリビング。壁一面に大きな窓があったが、大き過ぎて暑さ・寒さが気になったため小さくした。ブラインドを開けると外の緑が絵のように切り取られ、「朝の景色がのどかでほっとします」と奥様。 階段下の勾配天井が洞窟のようで落ち着くリビングスペース。ソファ奥の扉は家族の衣類などを収納するウォークインクロゼットに続いている。リビング階段の側面は最初のプランでは壁だったが、抜け感をつくるため手すりに変更。娘さんがアイアン部分をつかんで上がるのにも重宝しているという。
キッチンはトクラスの中でも最初の希望より予算を抑えた「Bb」に変更したが、思った以上に収納力があり「悩む必要はなかったですね」と奥様。壁側は造作棚の下に無印良品のカップボードを組み合わせた。カップボードの高さに合わせて造作棚を設計したため、ぴったり収まっている。 子ども室は空間を無駄なく使えるよう、造作テーブルとオープンタイプのクロゼットを用意。クロゼットは家型にし、壁紙の柄は部屋によって変化をつけた。
寝室の奥に設けたご主人のホビールーム。造作カウンターや本棚を設置し、壁には愛用のギターを掛けたこだわりの空間。 1階のウォークインクロゼット。壁際の収納は家族1人ずつ区切り、それぞれ自分のものを収納できるようにした。よく着る服はここに収納し、シーズン違いや特別な機会にしか着ない外出着などは2階の寝室に収納している。WICの連窓を開け、勝手口のドアガラスもスライドさせて開けておくと風が通るため、洗濯物が良く乾く。
ウォークインクロゼット内に設けた洗面台。シンクは赤ちゃんの沐浴にも使える医療用の大きいタイプを選択。奥様お気に入りの洗面台は名古屋モザイク工業のタイルを選択。 洗濯室には可動棚を設けて下着やタオル類を収納。
ご主人がコーディネートしたトイレ。シャープな雰囲気で奥様も気に入っている。 コンパクトで機能的な玄関。ネイビーのリビング扉と白い壁の色合いが美しい。
玄関に設けた家型のニッチ。「下のアイアンの傘掛けは、場所をとらずすっきりして便利です」と奥様。 リビングに置かれた娘さん愛用のキッチンセット。
リビングのソファ上部には写真などを飾る照明付きのニッチを用意。右側はLANなどの配線を隠せるよう扉付きに。 雨漏りしていた陸屋根から、メンテナンスも考慮しつつ片流れ屋根にした。

リフォーム概要

リフォーム費用 約2,300万円
種類 戸建て
築年数 約35年
施工面積

95㎡(29坪)

施工箇所 全面
工事期間 4カ月
家族構成 夫婦+子ども1人
施工 マエダハウジング東広島店

お客様

リフォームを終えて

夫婦の好みや希望をよく理解してくれただけでなく、私たちでは考えつかないような提案をしてもらえました。特に、子ども室の家型の収納はわが家ならではのデザインで愛着を持っています。コンパクトな家に要望を詰め込んだので、使いたいものにすぐ手が届く便利な住まいになりました。