No.1003 広島市東区 S様邸 戸建全面リフォーム事例

古いガラスをリメイクした建具で昔の記憶を残しつつ快適な住まいへ

リフォーム前

キッチン リビング
和室・洗面 玄関
玄関 外観

20年前に家族で住み始めた築52年の家。敷地は広いが、増築されて1階に浴室とトイレが2つずつあり、北側の浴室と洗面室はデッドスペースとなり使い勝手が悪かった。さらに、冬は室内でも息が白くなるほど寒くなるためリフォームをすることに。「定年する前のタイミングでリフォームして良かったです」とご主人は言う。
リフォームのポイントは安全と健康。加えて、水回りの動線を良くすること。さらに、せっかくの庭がほとんど見えなかったため、庭が見える間取りに変え、生活の質を向上したいと希望した。「特に安全面では自分でも理解しておきたかったので、マエダハウジングの構造見学会に参加しました。耐震計算も学びながら、納得のいくリフォームができました」とご主人。健康面では断熱処理を行い、「リフォーム前と比べると驚くほど快適になりました。体の芯に響くような冷えがなくなり、暖房を入れるとすぐに暖まるのでありがたいですね」と笑う。
かつてのデッドスペースは、2面の窓から庭を見渡す特等席に。日当たりも良く、くつろげるよう畳を敷いた。「提案された琉球畳は光の当たり方が美しく、うれしい発見になりました」とご主人。LDKをゆったりと取り、料理中にも庭が見えるよう、キッチンは対面式。洗面室や浴室、トイレなどの水回りを1カ所に集めることで動線が良くなり、格段に生活しやすくなった。
デザインはいくつか提案されたが、決め手となったのは、もとの家にあった古いものを生かした内装だ。「もともとあった棚に合わせてダークブラウンで統一し、玄関のタイルや洋室の船底天井など、家族が好きだったものを残してくれました」。特に気に入っているのは、もともと居間の間仕切りに使われていたガラスを再利用した造作のリビング扉だ。「ダイニングテーブルで食事をしているときに見えるリビング扉の風景は、昔の思い出を感じられてほっとします」。長年住んだわが家の面影を残しながら、安全と快適さを実現。ほかにはない、S様ならではの心地良い住まいとなった。



REFORM PLAN

もともと台所があった位置に水回りを集約させ、LDKを拡張。壁付きだったキッチンは場所を変え、ゆったりとした対面式に変更。デッドスペースとなっていた洗面室と浴室は減築し庭を見渡す和室に。仏間のあった和室は洋室に変更。玄関横の3畳の和室は書斎とし、広い割に使い勝手が悪かった間取りを変えて空間を有効活用。本来の敷地の広さや庭の景観を生かした魅力的な住まいへとよみがえらせた。



リフォーム後


落ち着いたダークブラウンの対面式キッチン。カウンターのリビング面の収納はマエダハウジングからの提案。「たっぷり収納できるし、カウンターの高さがちょっと何かを見たりするときにちょうど良いので便利です」とご主人。 使われていなかったトイレや洗面室を取り除き、ゆったりと庭を眺める和室に変更。琉球畳は畳の目の向きや光の当たり方によって色の濃淡が生まれ、「京都の桂離宮の襖に使われている組市松紋のようで、とても気に入っています」とご主人。
使っていなかった洗面室と浴室をなくしてLDKを拡張。筋交いは補強のため必要なものだが、和室とLDKを緩やかに仕切るアクセントとなっている。テレビ上部の壁付け棚はもともと居間で使っていたものを移設し、カップなどのディスプレー棚として使用。
洋室は洗面室と浴室を減築したことで、庭側の窓から緑の景色が取り込める明るい空間に。中央が高くなった昔ながらの船底天井の意匠はそのままに、床には無垢材を使って風合いを残した。床の間や押し入れのあった場所はプリーツスクリーンで仕切りタンスなどを収納。 居間の間仕切りに使われていた古いガラスを一部再利用した、造作のリビング扉と洋室の引き戸。リビング扉は袖部分にチェッカーガラス、ドアの中央にコバルトブルーのベネチアンガラスをはめている。シャンデリアも前からあったものを一部修復して活用。ダイニングテーブルに座ったときに見えるお気に入りの風景に。
土間のタイルは変えずに欄間や下がり壁を取り外して空間を広く取った玄関。背の低い玄関収納を天井まで高さのある収納に変更したことで常に片付いた状態が維持できる。玄関を入ると、ホールと洋室の壁の一部に古いガラスを再利用したFIX窓があり、その奥の洋室の引き違い窓を通して庭の緑が眺められる。
玄関ドアは光を取り入れるスリット入りのものを選択。色は室内とトーンを合わせたダークブラウンに。 前の所有者が増築をして複雑な形状となりデッドスペースが多くなっていた家が、減築や間取り変更によって、本来の広い敷地やゆったりとした庭を生かした住まいとなった。

リフォーム概要

リフォーム費用 約1,700万円
種類 戸建て
築年数 約52年
施工面積

80㎡(24坪)

施工箇所 8帖の和室を除く1階
工事期間 4カ月
家族構成 本人+子ども1人
施工 マエダハウジング八丁堀店

お客様

リフォームを終えて

こちらの要望を全て実現してくれたのはもちろん、デザインも数パターン提案してもらえたのがありがたかったですね。同じ家とは思えないくらい快適になり、部屋から庭の景色を満喫できるようになってうれしいです。玄関照明をセンサー式に変えたことで、荷物で両手がふさがっているときにも危なくなく、夜も安心して歩けるようになりました。