No.542 三次市大田幸町 K様邸 戸建全面リフォーム事例

断熱や耐震も万全に考え 寒冷地で快適に暮らせる 実家リフォームを実践

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 ご主人のお父様が暮らす実家の離れをリフォームして家族5人で住むことにしたK様。知人からマエダハウジングの名前を聞き、八丁堀店を訪問。雰囲気とスタッフの対応に好感を抱き、プランニングにおいても自分たちの思いがしっかり伝わって理解してくれたという実感があったことが、依頼の決め手となった。
 場所がら冬は寒さが厳しいため、断熱面の対策は必須。壁の内部に発泡ウレタンをしっかり吹き付け、気密性の高い断熱を目指した。窓は全てペアガラスにし、家族が多くの時間を過ごすLDKの窓のサッシは結露しにくい樹脂製に。床は温もりあるパインの無垢材を採用した。住んでみると結露は一切なく、「他の部屋もアルミでなく樹脂にすれば良かったかな」とご主人は苦笑い。さらにシロアリ被害が見られたので、該当する柱を取り替え、耐震性能向上のために必要な柱と筋交いを増やし、耐震金物補強も随所に行った。
 こうして耐震性能を高めて安心して暮らせるようにしたK様邸は、明るさを最大限取り込めて風通しの良い2階にLDKと子ども部屋を、1階に寝室と水回り設備を配置し、外から帰ってきたお子様が必ずリビングを通る間取りとなっている。2階にキッチンを配したことによる荷物の上げ下げなどは不安要素でもあったが、お子様が自然と手伝いをしてくれる優しい子に育ってほしいとの思いを込めて同プランを採用した。

リフォーム前

リビング 外観

 印象的なのが、リビングのキッチンカウンターとテレビ台背面の壁。「何か空間にポイントをつくりたい」というご主人の要望に応え、コーディネーターが種類の異なる無垢材を乱張りすることを提案。ナチュラルな空間にさりげないアクセントとなっている。無垢材の温もりと心地よさを家族全員が実感し、「傷もいい味わいになっていきますね」とご主人。2人の息子さんは自分の部屋ができたことがうれしく、奥様はウォークインクロゼットを含めた収納スペースが多く確保されたことを喜んでいる様子。目に付く場所に物があふれにくく、キッチンの大きな引き戸や冷蔵庫のロールスクリーンなど、スッキリ見える工夫もなされている。「気密性が高まり結露もしないせいか、とても暖かく快適。2階にリビングを配置したのも正解でした」と喜びを語るご主人。安心して快適に暮らせる家族5人の新たな住まいが、全面リフォームで実現した。外構部分の完成が待ち遠しい。


2階の1室のみ居室だった昔ながらの離れを大幅に改築。1階には玄関と寝室、納戸、浴室、洗面脱衣室、トイレを配置し、階段は位置を変えて架け替えた。2階にはLDKと子ども部屋2室、トイレ、ウォークインクロゼットを確保。耐震性と断熱性の向上も図った

リフォーム後

無垢材を乱張りした温もりを感じるキッチン。空間の内側にはごみ箱も隠すことができ、大容量のキッチン収納は白の大きな3枚戸で壁と一体化させ、すっきりとした印象に 息子さんの部屋。壁のアクセントクロスは自らが選択。コーディネーターが好みを把握し、ある程度絞った中から選んでもらった
二方向が開口する明るいダイニング。コーナーを利用して取り付けた飾り棚がアクセントに 絵画が飾られたLDKの一角に棚を取り付け、パソコンコーナーとして空間を有効活用
鮮やかなアクセントクロスが印象的な息子さんの部屋。ロフトは息子さんが希望したために設置。机は置かずカウンターを造作 1階の寝室は既存の梁をそのまま生かして設計。天井、壁、床は全て新しくなり、テレビを置く専用のカウンターも造り付けた
階段状の飾り棚が目を引く玄関には玄関収納を新設。上がり口はあえて斜めに設け、広く見せる工夫を凝らしている 1階のトイレ。大きめの柄が入ったアクセントクロスで個性的なトイレ空間を演出
2階のトイレには無地でグリーンのアクセントクロスを張り、シンプルにコーディネート 2階のトイレ横に設けた造作の洗面化粧台は当初から要望。周囲の壁は黒のタイル貼りに
白とダークブラウンでまとめられた洗面脱衣室。右手からトイレにつながっている 浴室にはTOTOのシステムバスを採用。洗面脱衣室と同じ色合いで統一している

リフォーム概要

リフォーム費用 約1,600万円
種類 戸建て
築年数 約45年
施工面積 118㎡(35.7坪)
施工箇所 全面
工事期間 4ヵ月
家族構成 夫婦+子ども3人
施工 マエダハウジング東広島店

リフォームを終えて

マエダハウジングさんには私たちの思いを理解してもらった上でさまざまな提案をしてもらい、完成形につながったことがとてもうれしかったです。何でも要望を言いやすい雰囲気だったことも良かったですね。断熱材やペアガラスの効果なのか、屋内はとても快適で無垢材の床も気持ち良く、息子二人も自分の部屋ができて喜んでいます。窓ガラスのサッシをLDKだけでなく全て樹脂製にすれば良かったかなというのが少々心残りかな。リフォームが完成した離れを見て、父はもちろん、親戚も見事な変わりように驚いていました。