夏型結露撲滅♪

  • 投稿日:2019年 6月26日
  • テーマ:


こんにちは♪
広島もようやく梅雨を迎えますね。
今からジメジメとした不快な時期が続きそうですが、皆様体調を壊されないようにお気をつけくださいね♪

さて、皆さんは【夏型結露】ってご存知ですか?
えっ!!夏に結露?? と思われる方も多いと思います。

窓結露.jpg
そうですね。
一般的に結露と言うと。この写真のように
冬場、窓ガラスに着く水滴のことをイメージしますよね。

冬場の窓の結露は、放置しておくと水滴がフローリングに垂れて、床にシミができたり、痛めたりと厄介なものです。

窓ガラス以外にも、北側の寒い部屋やタンスの裏の壁表面に結露ができ、カビ~ハウスダストの原因となり、健康被害を及ぼします。
これもまた、厄介なものです。


ただ、冬場の結露は、窓や部屋内壁など比較的、気づきやすい箇所に発生する為、何らかの対処がしやすいと思います。
それに比べて、【夏型結露】は・・・・・・・!!

床下結露.jpg

写真では解り難いかもしれませんが・・・・・・・
このお住まいは、床下に水が溜まり、断熱材には水滴がついています。

この写真は、なんと夏場に撮影された写真です。

はじめ、どこからか雨水が浸入しているのかと疑いましたが、原因は結露なんです。








壁内結露.jpg

こちらは、内壁を剥いだ後の、断熱材の状態です。
黄色い色が本来の断熱材の色で、黒くなっている部分は
壁内結露によって発生したカビです。










夏型結露の特徴は・・・・普段見えない部分に発生する為、気づいたときには木部が腐ったり、時には雨漏りのような症状になったりと、甚大な被害に繋がるケースもあります。

なぜ夏に結露が発生するの?と思われる方も多いと思いますが、
結露発生のメカニズムは、湿度と温度差の2つの要素が原因になるからです。
つまり、冬型結露は、冬場の低い湿度でも、窓ガラスなど温度の低い部分に空気が接した瞬間に、空気中の水蒸気が飽和状態となり、窓ガラスに水滴として付着します。このときの温度を露天温度といいます。
それに対して、夏は冬ほど室内と外気の温度差はありませんが、湿度が高い為、空気中に含まれる水分が多いため、エアコンで冷やされた室内の温度と地熱や外壁との温度差で結露が発生するのです。

冬型結露・夏型結露とも対策として大切なのは、断熱性・気密性・換気性の向上により、空気をコントロールしやすい環境つくりになります。
安心・快適な住まい創りのためには、我々プロが、正しい知識のもとご提案をさせていただくことが義務だと思います。
その為には、日々勉強を欠かさないことが大切ですね。




ブログ一覧はこちら
マエダハウジング採用サイトはこちら 広島で暮らしを楽しむ人のためにお届けするウェブマガジンくらうど 戸建性能向上リノベーション