No.886 広島市安佐南区 K様邸 マンションリフォーム事例

1LDK+収納の機能的な間取りで定年後のシンプルライフを実現

リフォーム前

キッチン・和室

リビング・和室
キッチン 洋室
玄関

 転勤で全国各地を転々としてきたK様。ご主人の定年が近づき、お子さんの独立も重なったため、広島に定住することを決心された。「若いときは戸建てに憧れていましたが、これからは夫婦2人なので、なるべくものを持たず暮らしたい。そこで、中古マンションを買ってリノベーションしようと考えたんです」と奥様。施工は購入を検討していた物件と同じマンションのリノベーション実績を持つ、マエダハウジングに依頼。「初めに仲介の相談に伺ったとき、私たちの要望をしっかり汲み取ってくださるように感じました」とご夫婦は振り返る。
リノベーション計画のポイントは、間取りを大幅に変え、機能的な生活動線をつくること。 2LDKを1LDK+ウォークスルークロゼットに変更し、玄関ホールからクロゼットを経由して寝室・LDKまで通り抜けられる工夫や、洗面室にキッチンと廊下の2方向から出入りできるアイデアなどを盛り込んだ。また、延床面積が少ない分、内装は明るい色で統一。寝室を仕切る建具にはガラス製のつり戸を選び、開放感をもたらした。
「以前の賃貸マンションは広すぎて、家の中で移動するだけで大変でしたが、今はほぼ1部屋で完結するのでとても楽。これからの人生、ここでゆったりと日々を重ねていきたいです」と話すご夫婦。定年後のシンプルな生活にぴったりな、理想の住まいが完成した。

玄関からクロゼットを通り、寝室に入る新しい動線が完成。クロゼットの引き戸を全開にすると、北側の窓からリビングまで風が通り抜け、湿気がこもらないというメリットも。

リフォーム後

「丸見えになっても構わないので、寝室の建具は透明にしたい」という奥様の希望から、クリアガラスのつり戸を選択。閉塞感が漂わない空間に仕上がった。 リビングダイニングの東側の壁には、トールタイプの収納やデスクを造り付けた。システムキッチンの並びに配置しているダイニングテーブルは、K様が以前から使っていた愛着があるアイテム。このカラーに合わせて、室内を同系の木目調で統一している。
壁に沿ってレイアウトされていたキッチンを、リビングを見渡せる対面カウンターに。元からあった仕切り壁は残し、枠を設けて明かり取りのガラスをはめ込んだ。 クリアガラスの建具をL型に配置した寝室。コンパクトに設計されているが、戸を開け放つとリビングと一体化し、閉塞感のない部屋に。建具の木枠部分のカラーは、フローリングやドアなどと同じメープルで統一している。
バリアフリーのメリットを生かし、床にレールの溝がないつり戸を採用。開閉音が静かで、普段の掃除も楽になった。 リビングでくつろいだ後、寝室への移動もスムーズ。照明は全てダウンライトでまとめ、すっきりとした室内に仕上げた。
玄関の三和土を広げ、ホールとの段差もなくして広さを確保。天井までの高さがあるシューズクロゼットも新設した。 共用廊下に面した窓の幅に合わせて、便利なベンチを造作。「歳を重ねていく今後のことを考えました」と奥様。
シューズクロゼットと同様の素材で、玄関ホールにも収納を設置。普段使いしないもの、掃除道具などの置き場所に。 寝室側から見たウォークスルークロゼット。シーズンオフの衣類も全てここに収まるようにワイドに設計。
南向きの明るいリビングにつながる廊下。スペースを有効活用し、廊下にも使いやすい収納を設置している。 トイレは圧迫感がないタンクレスタイプを選び、洗練された印象に。カウンター・収納付きで利便性もアップ。
ホワイト×木目調の清潔感あふれる洗面室。家事効率を考え、キッチンと廊下の両方から出入りできるレイアウトに。

リフォーム概要

リフォーム費用
種類 マンション
築年数 約30年
施工面積

61㎡(18.4坪)

施工箇所 全面
工事期間 2カ月
家族構成 夫婦
施工 マエダハウジング安佐南店

リフォームを終えて

引っ越しが多い人生で、その度に荷物の多さが悩みの種でした。だから定年後は、必要なものしか持たずシンプルに生活したい。これが、私たちの希望でした。この思いをしっかり理解してリノベーション計画に反映し、手際良く動いてくださったことにとても感謝しています。
工事前は梁や天井の低さが気になり、リノベ後の圧迫感を心配しましたが、完成してみると思いのほか広々。小ぢんまりしているけれど2人で生活するには十分で、移動しやすい間取りにも大満足です。新居での快適な暮らし、落ち着いた暮らしを毎日実感しています。