広島 木造住宅 耐震診断 1.8倍に
- 投稿日:2017年 4月11日
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「木造住宅耐震診断1.6倍」
今朝の中国新聞の記事です。
昨年4月の熊本地方の地震発生以降耐震診断件数が急増しています。
中国地域では前年度の1.6倍ですが、広島県では1.8倍の118件となっています。
広島県でも旧耐震基準(1981年6月以前の確認申請の建物)で建てられた木造住宅に耐震診断の補助があります。広島は診断費用の2/3で4万円までです。
ちなみに、耐震改修の補助もあり、工事費用の23%で30万円までとなっていますが、なかなかつながっていないのが現状です。理由は、耐震改修費用が結構掛かるからです。
「耐震リフォームって一体いくらかかるの?」
多くの方が疑問に思うことかもしれません?
耐震リフォームはいろいろな工事の仕方がありますので、内容や範囲によって費用や工期は様々です。
耐震リフォームの工事費は100~150万円が最も多く、概算金額を知る方法で、住宅の延べ床面積と住宅の評点差から概算費用を出す事ができます。
式としては、
耐震リフォーム工事費用=27,000円/評点・㎡×耐震リフォーム後の評点―耐震リフォーム前の評点)×延べ床面積(㎡)
です。例えば、延べ床面積100㎡で耐震リフォーム前の評点が0.5点、リフォーム後が1.0点となった時の費用の目安は、
135万円=27,000円×(1.0-0.5)×100
です。
「これくらいなら・・」と思った方もいるかもしれませんが、実際は耐震リフォームをするために内装もしくは外装をいったん壊して、やり替えねばなりません。
そちらの方が結局数百万かかったりしますので耐震リフォームだけを行うという事がなかなか進まない原因となっています。
震災があった時の一過性ではなく、できれば、全面改装をするときなどは標準として耐震リフォームを考える方がいいでしょうね。その時の方が割安にすむと思いますし、全面改装までするならやはり安心してずっと暮らしたいと思いますので。