YKKリノベーションフォーラム

  • 投稿日:2018年 8月 7日
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YKKリノベーションフォーラムに出席しました。

YKKの大谷副社長からは「30%を断熱窓に」と言う方針が出され、「安心・安全・快適・健康・省エネ」の対策には断熱や耐震が不可欠であり性能向上リノベーションが注目を浴びています。

今年の夏は猛暑で熱中症対策が話題になりました。猛暑の時の外出は気を付けないといけないですが実は家の中で熱中症にかかる人が約4割を占め、その半数が高齢者と言われます。

熱中症対策に水を飲む、塩飴をなめることも効果的ですが、まずは室内の断熱とエアコンなどを使った温度調整が大切。その時、重要なことはまず窓・開口部から変えることです。

何故なら、夏場の暑さの約70%は窓から入って来て、逆に冬は部屋の暖かい空気の約50%は窓から出ていくから。

窓に関して日本は世界の中でも遅れていて、元々樹脂窓はドイツで50年以上前から使われており、普及率はドイツ、アメリカで約65%、中国では30%に対し、日本はまだ17%です。

アルミサッシは世界的に見たら日本特有の窓で、昭和40年頃から木製サッシに変わりアルミサッシが普及してきました。雨仕舞や隙間風対策に効果があり、大量に安く作れるという点では良かったのですが、断熱性と言う点では劣っています。

ヒートショックが一番多い県は香川県、少ないところは沖縄に次いで北海道です。確かに北海道の家は断熱性能が高く暖かいですね。ヒートショックは気候よりも家の断熱性能に比例して少ないのです。広島の家は残念ながら瀬戸内にもかかわらず冬場寒い家が多いのが現実。

先日、実家の二世帯リフォームを行いましたが、担当者に強く薦められてAPW330にすべて取り換えました。元々、とても寒い家でしたが今年の冬は楽しみです。

リノベーションフォーラムでは、元リビタの内山さん、ジェルコでお世話になっているアルティザンの新谷さん、そして構造塾の佐藤さんらのパネルディスカッションが行われました。

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それぞれ、素晴らしいリフォーム・リノベーションに対するお考えを持っており、参考になりました。

住まいの価値は窓・開口部から変えられる」

確かに断熱性能に最も影響の多い窓、まずはここから変えていきましょう。


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