NHKクローズアップ現代+「空き家が収益物件に 新時代の活用術」
- 投稿日:2017年 6月19日
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先週、放送されたNHKクローズアップ現代+「空き家が収益物件に 新時代の活用術」。
空き家の最新の活用術が紹介されました。
築90年の空き家をシェアオフィスにして収益物件に変えたり、築45年のとんかつ屋を収益物件に変える方法が紹介されました。
両親がとんかつ屋を営業していた山田さんは築45年の木造住宅の固定資産税も負担になっていました。
最初に託児所を考えたが建築基準を満たしていなく断念、次にグループホームを考えたが広さが足りなく断念。そして駐車場や駐輪場を考えたが間口が狭く収益も大して上がらないとわかりどうしたらいいか悩んでいたそうです。
そんな時、プロフェッショナルにも出演していた大島さんら有志に出会い、1階はカフェに、2階はゲストハウスに生まれ変わらせました。
結果、経営が軌道に乗るまで2年半家賃を無料にしてもらうという方法ながら、亡き両親や主人の想いがいっぱい詰まった思い出の建物をいろんな世代の人が使えるようにリノベーションしました。
商店街という立地や、市区町村がリノベーションまちづくりに積極的なエリアにはこのような話があっても、普通の団地内の空き家やポツンとある空き家ではこうはいかないこともあるかもしれません。それでも、自分だけでは考え付かない空き家の活用方法はあるかもしれません。
国や自治体も空き家の活用で今年の夏から公営住宅にして補助金を出す施策も今年の夏から実行される予定です。公営住宅は現在約210万戸あるもののこの10年あまり増えていません。財政に余裕が無いからです。
空家を活用し公営住宅にすることで耐震改修費用を最大で200万円、家賃補助も最大4万円受けることができます。
また一定の基準を満たしたものには「安心R住宅」と国がお墨付きを与える制度も検討されています。
現時点で1,000万戸すでにあるのではないかと言われている空き家も2033年には2,167万戸、30%を超える空き家率になると言われています。
空き家の大半は相続時に出ており、空き家の活用方法は大きく分けて「住む」「売る」「貸す」の3つ。
「そのまま」にしている人が多いですが、これは決して何も解決しません。
悩みだった空き家が収益物件に生まれ変わり、たくさんの人に活用されることも可能です。
ぜひ、空家の活用方法を考えてみてください。