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「健康で快適な省エネ住宅を経済的に実現する」 松尾和也さん勉強会

  • 投稿日:2018年 7月25日
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「健康で快適な省エネ住宅を経済的に実現する」

断熱・省エネ住宅の第一人者である松尾和也さんに来て頂きました。

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弊社では、定期的に建築家の先生をお呼びして社内の勉強会を開催しています。

松尾さんは、「ホントは安いエコハウス」「これからのリノベーション」など著作もあり、様々なところで講演もされています。

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素材、デザインも大切ですが、住宅の性能向上や家づくりの考え方についても様々な方から学ばせて頂いています。

「既存住宅の95%は家が凶器」

日本の既存住宅の断熱性は世界に比べて非常に低く、特に古い家ほど冬は寒く、夏は暑く、それが健康に影響していると言われています。

近畿大学野岩前教授の2万人アンケートでは、「健康と断熱性の関連性」が明確にあることがわかりました。

より断熱性能の高い家に引っ越すことにより「気管支ぜんそく」「アトピー性皮膚炎」「アレルギー性鼻炎」など15の症状についての改善が見られています。


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イギリスでは室内温度19℃以下は健康リスクを伴い、強制的に改修命令が出る。
ニュージーランドでは断熱化した家の子どもの欠席率が半減。

ドイツでは19℃以下では基本的人権を失うと言われている。
日本は室温10℃以下が多数ある。


田舎の家に行ったら冬場本当に寒いです。

断熱がされていない家でこたつ、電気ストーブ、電気毛布をしている状態は、裸でカイロを体中に貼って外に出ているようなもの。局所的には暖かいですがコスト的にも非常に無駄で、まずは暖かい服を着ることが大切、つまり暖房器具で部屋を暖めるよりも家の断熱化を考えることが大切です。

家庭内事故死で亡くなる方が交通事故死の4倍以上いると言われています。

中でも多いのが浴室での溺死。主に高齢者が多いのですが、原因は「ヒートショック」。その後病院で亡くなる方を含めると一説には19,000人いると言われています。

ヒートショック予防はやはり家の断熱化です。
一番効果があるのは「窓の断熱化」、そしてお風呂の「ユニットバス化」。

田舎の家に行くとお風呂が広く窓も大きく、在来タイルで、本当に寒いお風呂があります。洗面室やトイレも同じく寒くいかに断熱化するかがポイントです。

これ以外にも、床下、天井、壁の断熱化もありますが、すべてをやると費用もかかるので、まずは優先順位を付けて実行しましょう。

本来なら安全であるマイホームを凶器としないためにも、ぜひ断熱化を考えてみてください。

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