外壁塗装 塗替え時期は? 注意点は?

  • 投稿日:2017年 3月31日
  • テーマ:


フリーペーパー「CHIC」に「外壁・屋根リフォームQ&A」コラムを掲載しました。

20170323161009-0001.jpg



Q1.外壁塗装はいつ頃したらいいのですか?

 既存の外壁や塗料の材料によって耐用年数は異なります。また場所によっても傷み具合が違います。

一番多い「モルタル壁」の場合、
810年が目安です。新築時に高耐久性能塗料の場合もう少し長いですが、現実は新築時に外壁塗料までこだわられる方は少なく早めの塗替えがお勧めです。

「窯業系サイディング」も
810年が一般的ですが、無機塗装の場合はこの限りではありません。


Q2.塗替え時期の見極めは?

 下記のような状況がでてきたら塗替えのサインです。

 ・「チョーキング」外壁を手でこすると白い粉がつく状態。顔料が劣化しています。

 ・「クラック」塗装膜が割れたり、外壁モルタルが収縮して割れたような状態。放っておくと雨がしみ込んで壁中のラス網が錆びてモルタル壁が浮いたり、構造材が腐食していく可能性があります。

 ・「浮き・そり」経年によってサイディングが浮いたり、反ったりする状態。クラックと同じく水が浸入する恐れがあります。

 ・「カビ・コケの発生」耐水性が無くなりいつまでも水分が壁面に付着した状態でカビ・コケの発生に繋がる。日が当たりにくい北面や山あいに多く耐水性能の劣化から塗替えの目安。

 ・「シーリングの劣化」サイディングの目地のシーリングが、経年劣化し浮いたりはがれている状態。打ち替えがおススメです。


Q3.工事中気を付けないといけない点は?

外壁塗装工事中はどうしても音やにおいの発生があります。洗濯物の干せない日やご近所への挨拶回りなどを注意しましょう。

最近では密集地の住宅街の塗装がほとんどですから臭いの無い水性塗料が主流ですが、付帯のペンキ補修で油性を使う場合もあります。塗装の前に高圧洗浄を行います。

この時は洗濯物は干せませんし、近所への飛び散りや洗った水の車への飛散等も考えられますのでご近所への気配りも必要です。

音に関しては、足場の脱着の金属音や高圧洗浄時のコンプレッサーの音などはどうしても出ます。古い団地では「お互いさまですから」と言われることが多いですが、1015年くらいの初めて塗装を行うような団地ではクレームになることもあります。事前に夜勤の人が近所にいるような場合は業者に伝えておきましょう。

挨拶回りは基本業者が回りますが気になるお宅、特に迷惑を懸けそうなすぐ隣などは一緒に訪問しましょう。それだけで工事の進み具合が大きく変わることもあります。


外壁塗装はリフォームの中でもトラブルの多い工事です。

特に訪問販売の営業が良く回っておりそれも一因と言われています。

まずは、塗替え時期の目安やどんな方法があるかを自らが勉強するようにして行きましょう。



ブログ一覧はこちら
マエダハウジング採用サイトはこちら 広島で暮らしを楽しむ人のためにお届けするウェブマガジンくらうど 戸建性能向上リノベーション