中国新聞 「空き家 解体・改修800件」

  • 投稿日:2018年 5月27日
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「中国地方 空き家 解体・改修800件」

昨日の中国新聞です。

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空き家対策特別措置法が施行された2015年から国の補助金を使って空き家の解体、改修が中国地方で800件になりました。

解体、改修の件数は年々増えているが、空き家の発生に追いついていません。

広島県だけでみると、空き家の解体は3年間で347件、改修は3年間で39件。

広島県の中でも、呉市が空き家の解体211件と突出しており、次いで、大崎上島町、尾道市となっています。

広島県の空き家は221,300 戸。全国で11 番目の多さです。

これは前回の調査で2013年10月時点での数字。全国でも820万戸、13.5%と言われていますが、すでに1,000万戸超えているとも言われています。

空き家再生推進事業と空き家対策総合支援事業では、解体費の2/5、改修費の1/2を補助します。

条件としては、跡地が地域活性化のために利用されたり、空き家が交流施設や体験学習施設などに利用されるものです。

国費から補助されるため、観光、交流施設、福祉施設など用途が限られており、現状は空き家の増加に全く追いついていません。

不動産仲介を行っていると空き家を預かることは多々あります。
活用できるものは購入者などにリフォームで再活用を促しますが、老朽化しておりこのままでは近所に迷惑をかけそうな物件もあります。


本来なら更地にした方が売りやすいのですが、売主に解体する現金が無いためかそのまま売り出すケースもあります。中古物件は見た目で決められるため、なかなかすぐ売れるというわけにもいきません。できれば何らかの補助対象になればさらに空き家の除却は進むのでしょう。

特措法から3年。
空き家の発生よりも早いスピードで解体、改修が進むことを願います。
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