大阪北部地震 ブロック塀倒壊

  • 投稿日:2018年 6月19日
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昨日、大阪北部を震源とする地震は一夜明けて4人の死亡が確認されました。

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負傷者は2府4県で計376人。


高槻市の寿永小学校でプールのブロック塀が倒れ、小学生女児が命を奪われたニュースの映像は見るたびに胸が痛みます。

その他にも、ブロック塀の倒壊やタンスの倒壊によって亡くなられた方がいらっしゃいます。
ご冥福をお祈りいたします。


何故、ブロック塀が倒れたのか。

倒壊したのはプールを取り囲む高さ3.5mのうちブロック8段1.6mで長さは約40mに渡ります。

建築基準法では、

・ブロック塀の高さは地盤面より2.2m以内
・ブロックの厚み 2.0m以下は12cm以上、2.0m超える場合は15cm以上
・たて筋、よこ筋は40cm~80cmの間隔で入れる
・1.2mを超えるときは、控え壁を3.4m以内の間隔でつける

報道を見ると高さが地盤面から3.5mと基準を超えていることと、控え壁が設置されていなかったことが原因とみられています。

3年に1回、点検が行われていますが、ブロック塀のチェックがされてなかったようです。


1978年の宮城県沖地震で、9人の方がブロック塀の下敷きになって亡くなられたのを期に81年建築基準法が改正されました。

しかし、現在も基準を満たしていないブロック塀は多数残されています。95年の阪神・淡路大震災でも、多くの方が倒壊したブロック塀で亡くなられたとみられています。

目的が目隠しや防犯であれば今はブロックに変わるものもあります。

耐震と言えば、耐震補強や家の中がどうしても重視されますが、外構にも目をやりこのようなことが二度と起こらないようにしていかなければなりません。


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